拘りのカフェを開業したい人に最も必要なこと

今はメニューにありませんが、お店をオープンしたての頃、ランチにパスタを出していました。

パスタは生パスタを使用し、ソースもトマトを裏ごして手作りで作っていました。

お客様も「えー生パスタなんだ!すごーい」と言ってオーダーしてくださいました。

2人組のお客様が来られるとオーダーが分かれることも多く、調理も必死でした。

同じタイミングでお出しするのはもちろん、ちょっとでも早くお客様のもとにお届けして、美味しい状態で食べていただけるようにと。

冷めていくパスタ

 

1.ランチタイム

ところが、ご友人とのおしゃべりに花が咲いているお客様は、せっかくのパスタには手を付けずにそのままにお話を続け、召し上がるころには決して良い状態ではありませんでした。

お客様にとっては「いい状態でパスタを食べる」ことより「楽しくお話しする」ということが優先でした。
私は1年でパスタを提供するのをやめ、少しくらい冷めても美味しくいただけるメニューに変えていきました。

拘りのキッシュ

プレートランチには手作りのキッシュも添えていました。

小麦粉とバターを練って、2度焼きして作るキッシュは、だんだん私の拘束時間を長くしていきましたがやめれずにいました。

あるとき、サンプルで半焼成のキッシュ台を紹介していただきました。

気乗りはしませんでしたが、そのタルト生地を使いキッシュを焼き、何人かのお客様に感想をお聞きしたところ、

「それでミルダさんの負担が減るのなら全然かまわないよ」と言われました。

拘りとは何か

野菜も九州産

 

こだわりには、単なる自分のこだわりと、お客様のこだわりがあると思っています。

すべてを手作りするとか、材料を取り寄せてるとか、そんなのは自分だけのこだわりです。

もちろんこだわりを持つことはとてもいいことです。

捨てる必要はないですし、それがないと始められないのも事実です。

ですが、ことさらに強調しても意味のないことだと思っています。

 

私は九州から有機野菜を取り寄せていますが、それは私が生まれたのが九州なので愛着があるからで、北海道の人からしたらどうでもいいことです。

でも「確認したものしか出さない」というこだわりは、安心につながり、お客様には評価していただいています。

お客様のこだわりは、「なぜうちのお店に来てくださるのか」に通じていて絶対に外せないです。

自分だけのこだわりなのか、お客様が求めているこだわりなのか、それはメニューだけではないはずです。

お客様が何を求めて来店されるのか常に意識することが大切だと思います。

 

伝わらないこだわりは自己満足です。

捨てるのも残すのもお客様には関係がない、あなたの自由です。

 

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