40代のカフェ開業にどうしても必要なこと②

私は今、開業のサポートをさせていただいている関係で開業希望者からの質問にお答えする機会があります。

その中で多いのが

「厨房機器はどんなのがいいですか?」「冷蔵庫はどれくらいの大きさがいいですか?」といった設備に関するお問い合わせです。

でもその方に「どんなものを、誰向けに出したいですか?」とお聞きしても、もやっとした答えしか返ってこないことが多いです。

特に「誰向けに」という質問には大半の人が「近くの人」と答えられます。

「近くの人」って言っても、年齢も、性別も、職業も全部違いますよね。

 

そんな近くの人が全員満足するメニューとか雰囲気作りって存在するのでしょうか。

でも、そのことについてきちんと考えていない方が多いです。

「何を出しますか?」という質問の答えで多いのが「カレー」で、その理由は「パッと出せるから」

今、この記事を読んでいるあなたは、このことに違和感を感じますか?

 

私は開業当時、ターゲットを明確にと言われて「日頃仕事や家事に忙しい女性」に決めました。

自分のなかではまあまあきちんと決めたと思っていました。

そして確かに日頃仕事や家事に忙しい女性だけど、何か違う、望んでいないと感じる方が訪れ、ストレスでボロボロになりました。

そして最終的には体が動かなくなり、せっかく作った店を残すために私は顧客リストの9割を捨てました。

リストを取りにくい飲食業にあって試行錯誤して集めたのにシュレッダーしたリストは300を超えていました。

 

お店を始めたからには全員が望むお客様ってことはあり得ない。

正直嫌なお客様もいらっしゃいます。

でもだからと言って「近くの人」みたいにざっくりしていたら「なんか違う」と感じるお客様がどれだけ来られるか、そして数を捌くためにどれほどの身体的無理が生じるか、簡単に想像できますよね。

 

今は開業前。十分に夢を見ていい時間です。

だけど向き合う時間でもあります。

売り上げがどうとか、家の近くとか、価格がどうとか関係なしに、あなたが本当に来て欲しい人は誰か考えて欲しいのです。

出すメニューも、厨房機器も、集客の術も、お店の形状すらも全部変わってくるかもしれません。

誰かに聞かなくても自分でスイスイと決められるかもしれません。

 

箱作りよりも大切なことです。

私はそれを失敗し、回り道をしました。

まだまだブログ書いています(^^)

 


 

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