小さなカフェを開業したいあなたへ伝えたい〜平常心

私はもうすぐお店を始めて7年になりますが、10年とか20年とか長くお店をされている方と、まだ二桁に到達していない私との大きな違いの一つがこれかなっていうのがありまして、それは

「平常心が保てるかどうか」

ということです。

ではその平常心って一体何だろうっていうことですが、私の中では

「事実は事実として捉え、その事実に感情を挟まないこと」

だと思います。

 

例えば今日はお店が暇だったから悲しいとか、今日お店が暇だったから私は駄目だという風に思ってしまうと、どんどんダメな方向にしか行きません。

お店がすごく忙しかったから嬉しい、でも明日も同じか分からないなどとつなげて考えてしまうと、良い方向へ行くことはないです。

 

お店が忙しかったか、暇だったかっていうのは事実だから揺らぎようがない、だからそこに嬉しいとかなんとかっていう感情を挟まず、今日はお客さんが何人でしたおしまい(^^)みたいな感じで捉える。

そこにどうしても感情を挟むとしたら、忙しかったら忙しかったなと来ていただいたお客様に感謝する、暇だったら暇な中でも来ていただいたお客様に感謝する。

感謝をするっていう心は挟んでもいいのかなと思ったけど、喜怒哀楽的なものは挟まない方がいいのかなとかいう風に今は考えています。

 

ちょっと前まではお店が忙しかったら売り上げが上がって嬉しいのは当たり前で、お店が暇だったら悲しいとか寂しいとか辛いのは当たり前だから、感情と事実を切り離すなんてできない!と思ってたんですけども、お店を営業していくにつれ、それがだんだんちょっとできるようになってきました。

お店をずっと長く続けられてる方っていうのはそういうことが恒常的にできて、それが平常心の一つなのかなと思うようになりました。

 

これはお店が暇だとか忙しいとかいうこと関係なく安穏と過ごすという意味の平常心とはちょっと違います。

やらないといけないこと、例えば集客は暇でも忙しくてもやらないといけない。

やらないといけないことは、忙しいのか暇なのかなどという事実に揺らがされた感情に影響を受けてやったりやらなかったりではなくて、いつ何時も、粛々と淡々とやっていく。

毎日の状態を捉えるのも粛々と淡々とやるっていうのを、できるだけ感情を混じえずにやることが大事なのかなっていうふうに思ってます。

 

どんと構えてろっていうことなのかもしれないですよね。

 

細かいことに左右されないで、地に足をつけて毎日を過ごせっていうことなのかもしれません。

それが平常心ってことで、お店をやってる人はこれを続けるっのが最も難しいのだと思います。

私もまだまだ道半ばですがこれからも頑張ってどんと構えていきます。

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