カフェをオープンする前に、少しだけ社会人向けのカフェスクールに行き、勉強したことがあります。
その時に教わったラタトゥイユの作り方。
「お野菜は1種類ずつ順に炒める。そのたびに塩をする。」
塩ってどのくらいするのですか?と聞いたら「美味しいと思うまで」
という答えが返ってきました。
美味しく火の入ったお野菜に一つずつ美味しいお野菜を重ねていけば、美味しいものができるからね。
と。
確かにそのレシピのとおりに作ったラタトゥイユは、最後に何の調整をしなくても美味しいものでした。
1+1は必ず2になるはずなのに?
お店の経営だって、いつもお客様のことを思ってお店を掃除したり、料理したり、接客していて、お客様にとって良かれと思うことを積み重ねているはずなのに、そうではない時があります。
1+1が2にならない時、足したものが本当にお客様のためによって良かったのか、自分本位になってはいなかったのか、検証する必要があるのに、
「今日は天気が悪かったから」
「今日は寒いから」
「近くで他のイベントがあったから」
などと、言い訳をして、次の日になってお客様が戻ったら、「ほら、やっぱり天気が悪いとだめなんだ」と正当化して
いつの間にか店も心も体も蝕まれていました。
「1」はすべての人にとって「1」ではない
「1」はあるお客様にとっては「1」でも、違うお客様にとっては「1」ではないかもしれないし、足しているつもりでもあるお客様にとってはマイナスになったりすることがあります。
すべてのお客様のためになるなんてことはできないし、それはある意味傲慢かもしれません。
私はお店の形を変えてきて、お客様をお断りすることがあります。
「強気だな」と言われることがあるけど、全然そんなことはなくて、いつも不安でいっぱい。
それでも一つ一つ丁寧に味を見ながら美味しいラタトゥイユというお店を作り続けていきたいのです。
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