カフェを開業したいと思っている方には、それぞれの理由がありますよね。
お菓子作りが大好きで、自分の焼いたお菓子とそれに合うドリンクを提供したいなと思っている方。
料理が大好きで、その腕をふるって食堂カフェをしたい方。
歳を経れば減るほど、開業動機が、
「やりたいことで食べていく」
ということにシフトして行っている気がします。
もちろんそれだけでは足りなくて、商いとして成立もさせて行かなくてはいけないけど、
そこに「儲かる」という思いはなくて(そもそも飲食業の中でもカフェって儲からない部類(笑))
どちらかというと「やらないことへの後悔をしたくない」とか「好きなことで今後の人生を送りたい」とか
ライフワーク8割
ライスワーク2割
というところでしょうか。
私もそうでした。
お料理の腕も、お菓子の腕も自慢するところはなかったけど、「雰囲気のいい空間」を作ることには妥協したくないと思っていました。
逃げ場もない多忙な女性が束の間に寛げる空間を求めて駆け込めるようなお店と一緒に10年という月日を過ごしたいと思っていました。
それが私の求めるライフワークでした。
ところが、
「それでは現実問題経費を払ってペイしてはいけないよ」というアドバイスをいただき、そのことに自分も納得したつもりになり、私は得意でもない料理に振り回されました。
私にとって「料理」はまさにライスワーク8割でした。
身体を壊して店を休み、もう一度やり直そうと思ったと同時に考えたのが料理に対する負担を軽くするということで、今は少しずつ修正しながら思う方向に向かっています。
それは良く考えると最初にやりたかった店の形に似ています。
誰かに「こうしたほうがいい」と言われてやるのは構わないけど、それが「続けていくため」理由でしかないなら、遅かれ早かれ限界は来てしまいます、
これから開業しようとしている40代のあなたは、失敗したら後がないということを十分に分かったうえで、覚悟を決めて開業に踏み切ることと思います。
その覚悟の分だけ、好きなことだけやっていく権利があります。
ビジネスとして成り立つか、数字だけでつじつま合わせをする前に、
好きなことだけやるためのビジネスモデル
について、とことん向き合ってください。
私にはそれが欠けていて、分かるまでに4年かかりました。
人は辛いことが4割でも6割が幸せなら幸せだと感じるのだそうです。
まだまだブログ書いています(^^)
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