少し前の話になります。
ボジョレーヌーボーの解禁に合わせてワインの空輸が始まり、第一便が到着しましたというニュースを見ました(少しどころか、だいぶ前の話でしたね(笑))
ウクライナ戦争に起因して輸送経路が変わってちょっと遠回りしないといけない、プラス円安もあって一本あたり1000円ぐらい値上げになるということでした。
ある酒屋さんの予約サイトでは予約が去年より少ないので、ハーフボトルも取り扱うようにして、価格を少し落として、いろんな人が飲みやすく手が届くようにしていますという取り組みが紹介されていました。
私はそのニュースを聞いた時に、ハーフボトルにして手に取りやすい価格にするという取り組み自体はすごくいいなと思いました。
でも、そもそもボジョレーヌーボーってその年の収穫されたぶどうで作るものだから、もう来年は同じものはないですよね。
だからこそワイン好きな方々の間では記念日のようなお祭りのような、そんな感覚で飲まれていると思っていたので、一人でワインを一本あける人だったら1000円はちょっと…って思うかもしれないけど、ボジョレーヌーボーの解禁だからホームパーティーしようとか集まって飲もうとかということであれば、一人頭にしたら1000円もかからないんじゃないかなと思うし、そんなシチュエーションであれば、楽しい時間と引き換えの値上げが1000円くらい安いものだし、1000円値上げになったからボジョレーを飲まないっていう人はそもそもボジョレーのファンなのか言ったら違いますよね。
本当のファンであれば、今年のボジョレーがが1000円上がったと言って今年は止めておこうという選択肢は取らないだろうし、その年の出来事やいろんな要因があっての値上げも含めてボジョレーの世界を楽しまれるはずです。
ボジョレーを買わなくなった理由が本当に値段のせいだけだとしたら、値段が高くなったから買わないって人はそもそもボジョレーのにわかファン、似非ファンです。
それは販売店さんだけでなく、ぶどうの生産者、醸造家、流通に関わる方など、販売前段階にに尽力されている私達からは「直接見えない」ところにいらっしゃる方側からしても寂しいことですよね。
これはワインの世界だけではなく、自分の店にも当てはまることで、値段も含め物事を変えた店主の、変えるまでに至った気持ちを考えないで、外枠だけを見てそのお店を利用するか利用しないかを決めるのは、お客様にとってはたわいもないことだろうけれど、店側の前からしたらとても重いことです。
そのためにも、お店に対する店主としての自分の思いはきちんとお客様に届ける努力を惜しまず続けることが必要ですよね。
そんな風に物事を自分のお店に置き換え、にわかファンではなく本当のファンに囲まれるようなお店ができるようにこれからも努力していきます。
まだまだブログ書いています(^^)
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