カフェ経営を夫婦でしようと思っているあなたへ伝えたいこと〜時間共有

私はいつもはワンオペで営業される方向けにブログを書いていますが、今日はご夫婦でカフェを始めたいと思ってらっしゃる方向けに書きます。

先日ある方にお店の前でばったり出会いました。

その方は私のお店とは駅の反対側にあるカフェを夫婦で営業されていましたが、ご事情があって何年か前にお店を閉じられました。

偶然でしたので、ちょっと立ち話ということになり、色々お聞きしたところ、できることならまたカフェの営業にリベンジしたい、チャレンジしたいと仰っていました。

以前はご夫婦で経営されていたので、「奥様はどうなんですか？」とお聞きすると、奥様はあんまり乗り気ではないという答えが返ってきました。

その理由が、「夫婦の時間がなかなか取れなくなるから不安」

そのお返事が私にとってはとても意外でした。

夫婦経営って言ってみれば24時間夫婦でずっと同じ場所にいる、正直居すぎるくらいで自分の時間が欲しいというなら分るのですが、夫婦の時間が取れないと感じてらっしゃったとは。

カフェでなくても二人でひとつの仕事をされていると、話もお店が中心で回ってしまう。

きっと奥様にとってみれば、仕事だとか店だとかの話よりも、カフェをやる前だったらできていたはずのお二人自身の話というのがしたかったんだろうなと感じました。

私は今ワンオペでカフェをやっていますし、家族はそれぞれに別の仕事を持っているので夫婦の時間がないと感じたことはあまりないですが、たとえ24時間一緒にいたとしても、すれ違い感や時間を共有できていないっていう気持ちは芽生えるのだなと思うと、それはカフェに限らず夫婦で何かをしようと思ってる方が陥りがちな問題なのでしょう。

私は四十代五十代の女性のカフェ開業のサポートをさせて頂いているので、ブログを読んでいただいているあなたも独身だったり、ご主人は違うお仕事をされているとかいう方が多いのではと考えていますが、もう少し歳を取ってきて、定年前直前、定年した後に夫婦でカフェしようと考えてらっしゃる方もいるでしょう。

実際にカフェを始めると思いもよらなかったなかったことや、考えてもなかったこと、想定してなかった問題点というのが出てくるのは当たり前のことです。

夫婦で一緒に何かを始めようと考えること自体、とても仲の良いご夫婦で羨ましくもありますが、だからこそ、夫婦の時間が思ったほど取れなくなる（実際には取れているけどそう感じない）という意外な問題点が発生する可能性があるということを少し覚えておくと、それを回避する策をあらかじめ作っておくことができるのではないでしょうか。

だって夫婦は円満につきますもんね(^^)

まだまだブログ書いています(^^)