Instagramを見ていて、ある投稿に出会いました。
投稿された方は最近夢であったカフェを開業されたようで、色んなお客様との出会いがあったり気づきがあったりと、カフェオーナーとして充実した毎日を過ごしていることが文面から見て取れました。
でもその中に「正直一日中カフェを開けていても一人のお客さんも来なくって、自分の何がいけないんだろうっていう風に自分を責めたことがある」という一文がありました。
毎日新しいお客様と出会い店を営業する充実感も、お客様が来ない日にどうしてダメだったんだろう自分の何が悪いんだろうと自分を責める気持ちも、明日ももしかしてこんなことになるんじゃないかっていう不安も分かりすぎるくらいよく分かります。
自分がカフェを開業した年はそうだったからです。
その方より少し前を進んでいる私がもしその人に何か伝えることがあるとしたら、
あなたは何も悪くないよ
ということです。
一日お店を開けててお客様が一人も来られない辛い気持ちはすごく分かるけれども、その状態が当たり前だと思った方がいいんです。
お客様がいらしてくれることの方が特別なことで、誰も来ないことが普通だと思うと、開店当初にいらしてくれるお客様がいかに貴重な存在なのか、いかに大事な存在かってのが分かります。
自分がダメだとかイケていないとか責めないで、ただシンプルに今日来ていただいたお客様には感謝をして過ごすということをしていただいたらいいんです。
けれども、開店当初に来ていただいたお客様が全員いいお客様かどうかというのは、実は全く別の話。
今大事なのは、自分のお店のコンセプトに合ったお客様が来て頂いてるかを見極める、ちょっと乱暴な言い方をすれば「お客様を観察する」ということです。
名もないお店に来ていただけるお客様って本当にありがたいし、貴重な存在。
だからその人に気持ちに応えたいと思うし、要望に応えたいってに思う。
それがよくよく考えたら自分が最初に決めたコンセプトとズレてたとしても、ありがたいからその人の要望に応えようとするんですね。
それはお客様が今来ていないということよりも、もっと危険なことであると私は思っています。
私のお店の常連様の一人は、開店当初私のお店のドアを一人で開ける勇気がなかなか出ず、何日かは店の前をウロウロしたと仰っていました。
実際にお店に来られたのはオープンして少し時間がたった後だったのだそうです。
店のオープン当初から8年以上ずっと来てくださっている方なんてほとんどいません。
常連のみなさまだってちょっと時が経ってからです。
全然知らない人からメッセージとか来たらすごく怪訝に思うだろうなと思ってのコメント何もしなかった(笑)けれども、
開業当初にたくさんのお客様にいきなり来ていただけるほうが危険で、誰もお客様が来ないということが当たり前で、そのお店をやっているあなたはちっともどこも悪くないっていうことを、私は冒頭のオーナーさんに伝えたいなと感じました。
まだまだブログ書いています(^^)
「ココナラ」でカフェ開業や経営についてのお悩み聞いています。
カフェ開業や経営に関する悩みお聞きし、解決します ワンオペで8年間経営してきた店主が起業経営のお悩み聞きます
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