私のお店は3年目に売上とか客数がどんどん下がって行き、借入金を返したらほとんどお金がない、お財布の中に2000円ぐらいしかないっていう状態になってしまいました。
その時初めて、店舗の経営には想いだけではなく、戦略(この言葉はあまり好きではありませんが、ここでは敢えて使います)が必要だと知りました。
やりたいという気持ちは原動力になりますが、それだけでは現実問題難しいということを身を持って感じました。
でも素人の私が何をしていいのか分からず、とあるマーケティングの経営塾に行きました。
経営塾なんておそらくいくつもあるだろうに、何を思ったか東京まで(笑)
そして行ってみて気づいたのが、なぜ私はここに来てしまったんだろう?っていうような違和感でした。
お一人で月商300万も400万も売上を上げてらっしゃる方ばかりが集まっているような塾だったので、その1/3にも満たない小さなカフェの店主である私がそこにいるって、多分周りの人もえっ?てなったんじゃないのかなと思うくらいものすごい場違いでした。
そんな違和感の中で2年ほど勉強させていただき、物の考え方や見方をはじめ、自分の中で色々なことが徐々に変わっていき、最終的に今のお店の形になって現れたという経緯があります。
最初に感じていた違和感がなくなったということは、自分よりずっと上にいる方々の考え方に自分が少しずつ馴染んで行ったということなのだろうと思っています。
その塾を卒業してからすぐにコロナ禍になりましたが、あのまま何もできずにいたらおそらく今頃もうお店はなくなっていたかもしれません。
「為す術がない」のではなく、「為す術が分からない」私は「為す術を知っている」方に拾い上げていただくことで、結果的にコロナ禍でも黒字を続けて行けるお店に立ち直ることができ、更に自分の一番の課題だった拘束時間の長さからも脱却できることができたと思っています。
コロナ禍もようやく終息しかけ、私はまた違和感に身を置くことの必要性を感じています。
毎日の生活に慣れはじめ、自分は本当に成長しているのだろうかと思い始めました。
もう少しチャレンジできることがあるのではないかと。
カフェを開業したいという方は、開業しただけでもそれまでの生活とは全然変わる生活スタイルが待っています。
十分に違和感を感じると思いますが、それに慣れてしまった時、成長は止まってしまいます。
常に違和感に身を置くことは、気持ちの悪いことではあるのかもしれないけれど、それがなければ自己満足に終わってしまうのかもしれません。
まだまだブログ書いています(^^)
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